ライター部屋

【制作書籍】救国シンクタンク叢書『アメリカ大統領選後の世界』総合教育出版

【ライティングアシスタントチーム倉山工房・編集担当が語る制作書籍紹介】

『アメリカ大統領選後の世界』は一般社団法人救国シンクタンク主催による第8回フォーラム「米大統領選後の世界」(2024年11月23日開催)の書籍化です。

2025年8月19日発売!

アメリカ大統領選挙後の世界情勢をテーマに議論が行われ、アメリカ国内の分断や国際情勢の変化について専門家が分析、解説しています

〈著者〉(第一部登壇順)

前嶋和弘(上智大学総合グローバル学部教授)

松本佐保(日本大学国際関係学部教授)

渡瀬裕哉(救国シンクタンク研究員)

中川コージ(救国シンクタンク客員研究員)

内藤陽介(救国シンクタンク研究員)

西岡力(モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授)

トランプ大統領でアメリカ政治、国際情勢はどう変わるのか。専門家が徹底解説!

救国シンクタンクがおくる“未来の日本を考える”シリーズ第八弾。

第一部前半 アメリカ大統領選の分析

第一部前半はアメリカ大統領選そのものについて。

前嶋先生は大統領選挙の総括を。圧勝と言われるトランプが実は僅差であったとか。

松本先生は意外と知られていない宗教や人種的観点からの分析を。ヒスパニックの事情などは日本ではまとまった話を聞くことはないので松本先生のご報告は貴重です。

第一部前半の締めは渡瀬先生。人事から見るトランプ政権のあり方を披露します。

【制作書籍】渡瀬裕哉『トランプ凱旋!アメリカの「現在」がわかれば日本の「未来」がわかる!』晋遊舎ムック第二次トランプ政権発足。過激な発言が伝わるドナルド・トランプの本音は? アメリカ政治の第一人者、渡瀬裕哉先生が解説。米国およびトランプ政権の解像度がグッと上がります。 日本の未来を知るためにも一家に一冊『トランプ凱旋!』。...

第一部後半 国際問題

第一部後半は国際問題について。

中川先生がほとんど誰も知らない「中国・インド・パキスタンの国際情勢」について講演。インドという過酷な土地で身を削りながら得た知見を披露します。

中東がご専門の内藤先生は「イランから見たアメリカ大統領選挙」を。

第一部最後の登壇者は同日行われた「救う会」の全国大会終了後、駆けつけてくださった西岡先生。「トランプ氏当選を拉致解決のチャンスに」と拉致問題について柔らかい口調で、熱く語ってくださいました。

第二部 クロストーク

第二部は登壇者6名によるクロストーク。

活発な議論が交わされました。

和気あいあいのフォーラム

私もフォーラムに参加しましたが、先生がたの講演は、会場に笑いが響き渡りました。

自己認識を間違えているインドとサウジアラビア

中川先生のインド評がおもしろい。

インド人は謎の自信を持っています。インドで政治家や有識者と話すと、インドはすでに超大国になっているという感覚があるのです。この自信がどこから来るのかよくわかりませんが、自己認識が間違っている人というのはヤバイわけです。(笑)

それを受けて内藤先生も講演で、

中東で自己認識が一番誤っている国はサウジアラビアです。

知られざる勘違い国家について、ぜひ本書をどうぞ!

金正恩の気に入らない情報が上げられない北朝鮮

西岡先生の語る笑うに笑えない北朝鮮事情も興味深いものがあります、

金正恩はトランプ当選を望んでいたと言います。

独裁国家の特徴ですけれども、独裁者が気に入らない内容を報告することが難しいのです。「ハリスが勝ったら、どういう戦略があるのか」といろいな筋に聞いたんです。でも、「そんな戦略はありません。トランプが勝つことになっているんです」と言う。もしもトランプが負けていたら、外務省と工作機関の担当者たちは粛清されていたでしょう。

怖い!

合わせて読みたい『トランプ凱旋!』

登壇者のひとり渡瀬裕哉先生は本2025年1月にすでにトランプ関連書籍を刊行。

その名も『トランプ凱旋! アメリカの「現在」がわかれば日本の「未来」がわかる! 日本復活のシナリオとは』(晋遊舎)。

【制作書籍】渡瀬裕哉『トランプ凱旋!アメリカの「現在」がわかれば日本の「未来」がわかる!』晋遊舎ムック第二次トランプ政権発足。過激な発言が伝わるドナルド・トランプの本音は? アメリカ政治の第一人者、渡瀬裕哉先生が解説。米国およびトランプ政権の解像度がグッと上がります。 日本の未来を知るためにも一家に一冊『トランプ凱旋!』。...

『トランプ凱旋!』は、これから四年続く第二次トランプ政権の解説にとどまらず、現代アメリカ事情の入門書でもあります。ぜひ、合わせてどうぞ!