【ライティングアシスタントチーム倉山工房・編集協力担当が語る制作書籍紹介】
「消費税、めんどくさ~い」「税金って高いなあ」と思いませんか?
サラリーマンは給料から天引きされるのであまり感じないかもしれませんが、会社を辞めたり個人事業主になると「税金って高いよなあ」と骨身にこたえます。
でも、みなさん、税金は下げられます!
今回は私が倉山工房でアシスタントを担当した渡瀬裕哉先生の『税金下げろ、規制をなくせ』(光文社新書、2020年)を紹介します。
税金は下げられる
税金は上がるものと思っていませんか?
あなたは利権屋たちに騙されています。
実は税金は下げられるのです。
それが罠です。
社会保障のためなどというのは口実で、本当は利権のため。
政治の裏側を知る著者がナマナマしく語ります。
減税のカリスマ、渡瀬裕哉
渡瀬先生は学生時代から政治事務所で働くなど、若くして政治との関わりを持ち始めました。そこで日本の政治・経済を悪化させているのが「談合とやらせ」であることに気づきます。
現在は国際政治アナリストとして、各メディアでひっぱりだこ。
特にアメリカ事情の分析には定評があります。
渡瀬裕也先生の著書:
『メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本』PHP新書
『なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのかーーアメリカから世界に拡散する格差と分断の構図』すばる舎
などでは、あまり知られていないアメリカ事情を解説しています。
そして、渡瀬先生は減税界隈では知らぬ者はいない減税のカリスマです!
「国や地方公共団体のお金が足りない」がウソだと気づいた人々の集まりです。
渡瀬先生は、アメリカにおける減税の神様グローバー・ノーキスト氏とも個人的な知己を得て、イベントに招聘しています。
もちろん渡瀬先生自身も日夜、減税と規制緩和を推し進めるべく活躍中!
カリスマの日々の活動を追いたい人は渡瀬裕哉(元ツイッター → 現X)をフォローしてみてください。
日本経済は規制によってではなく、自由によって繁栄するとの信念をもって日々、発信なさっています。
税金は罰金
『税金下げろ、規制をなくせ』とのタイトルですが、税金と規制は実は同じものです。
そして、税金はいわば罰金。
稼いだら罰金(所得税)、買い物をしたら罰金(消費税)。
ひどいのは災害が起きたら罰金(復興特別税)、死んだら罰金(相続税)。
生きているうちに何重にも税金という名の罰金を取られ、やっと残った財産もまた取られるのです。
おかしいと思いませんか?
税金が上がっていくものだと思い込まされているのは、私たちの耳に入るのが、そういう話ばかりだからです。
いままで本当のことを言う人の声は小さくて聞こえませんでした。
税金は社会保障のために上がっているのではありません。
それは口実で、上がるべくして上がっているのです。
社会保障の問題がなかったら、それ以外の口実を考え出すだけのこと。
取れるところから取る。
敵はそこをねらっています。
私たちが声を上げなければ、無制限にむしり取られるだけです。
減税側から声を上げるべく『税金下げろ、規制をなくせ』は、そうではないことをやさしく解説しています。
税金と規制は同じもの
スポ根マンガ・アニメの元祖『巨人の星』では主人公の星飛雄馬が父から野球のスパルタ教育を受け、動きを制限するギプスをつけられて苦しんでいました。
今の日本は規制でがんじがらめ。あの星飛雄馬のような状態です。
ギプスさえ外せば剛速球を投げられる飛雄馬のように、規制さえなければ、どんどん新規事業が生まれてくる素地はあるのに、規制がそれを阻んでいます。
なぜ日本企業がダメになってしまったのか。
なぜ日本から新しいビジネスが生まれないのか。
すべて規制のせいです。
そして税金と規制は同じものです。
というか、税金がかかることによってビジネスがやりにくくなるのですから、税金は規制の一部です。
しかし、この2つをぜんぜん別物と思っている人が多い。
『税金下げろ、規制をなくせ』はこの2つをタイトルに並べ、税金と規制が同じ方向性にあるものなのだと暗に発信しています。
政治は変えられる
国の政治経済に直接たずさわるのは政治家です。
減税も、政治家にやってもらわなければなりません。
多くの人が、政治家が当てにならないと思っています。
実際、現状では当てになりません。
確かにそうかもしれません。
しかし、政治家には選挙があります。
当選してきたということは私たちがその政治家を選んだのです。
ウソをついても選ばれるから平気でウソをつく。
「ウソをついたら許さない!」
有権者がそう決めて絶対に票を入れなければ、政治家も考えるはずです。
政治家ひとりひとりにいかにダメージを与えるか、その方策も『税金下げろ、規制をなくせ』に書いてあります。
政治家も人間ですから、「票になる」と思ったら、なびくし、「票にならない」と思ったら何もしない。
今、減税が進まないのは、それが票につながらないと思われているからです。
政治家の考えを変えさせる意外とシンプルな方法を著者は教えてくれます。
『税金下げろ、規制をなくせ』紹介動画
渡瀬先生はインタネット配信局「チャンネルくらら」のレギュラー出演者です。
「税金下げろ規制をなくせ トランプ2対1ルール」(2020年10月6日配信)にて、倉山満先生、江崎道朗先生とともに本のツボを紹介しています。
番組内でも触れられているように『税金下げろ、規制をなくせ』は実は構想20年。
昔から渡瀬先生が書きたいと思っていた本でした。
そして、20年前の著者に大きな影響を与えたのはアメリカの減税運動です。
アメリカがいかにして減税と規制廃止を達成したか。
翻訳がないので、英語に強い方は↓をご参照ください。
Grover Norquist “Leave Us Alone: America’s New Governing Majority”
『税金下げろ、規制をなくせ』が出版されて以後、渡瀬先生の減税運動が各地で反響を呼び草の根運動が広がっています。
その報告動画がこちら:
「日本発減税草の根運動が始まった 渡瀬裕哉のまるっと斬り捨て御免」(2021年6月8日配信)
女性人気、急上昇中!?
渡瀬先生、もともと女性ファンが多いのですが、『税金下げろ、規制をなくせ』以来、講演会などでますます女性客が増えたそうです。
女性を意識して書かれた本ではなかったのですが……不思議です。
政治・経済も女性の時代?
渡瀬先生の最新作(2021年10月現在)は『無駄(規制)をやめたらいいことだらけ 令和の大減税と規制緩和』(ワニブックス)。
表紙のぶたさんがかわいい。ぶたは渡瀬先生の最近のマイブームなのだそうです。
最後までお読みくださってありがとうございました。
なお、本ブログは個人ブログであり、サイトの記述には著者とは異なる視点も含まれます。