【おすすめYouTubeチャネル】ニックちゃんねる♪、カイチューブ、ピロシキーズ、Nord Labo北欧研究室
日本語の上手な外人さんが増えました。昔からいたのかもしれませんが、かつては「外人タレント」には外人らしさが求められ、あまり日本語が上手だと芸能界では使ってもらえなかったと聞いたことがあります。
しかし、最近は個人が動画配信できるようになりましたから、余計なフィルターがなくなり興味深い動画が見られます。
日本語が流暢なだけでなく、パフォーマンスにも優れ、聞かせるトークの天才がわんさか。
ニックちゃんねる♪(ニック・エドワーズ)
最初に紹介するのはニックちゃんねる♪。
ニック・エドワーズはアメリカ人です。
アメリカや英語についての情報は日本にも溢れていますが、意外と知られていない面や誤解も多々あるようです。一味違ったアメリカ事情を教えてくれます。
本職は歌手ということなので、歌う動画もありますが、言語・文化系の動画がおすすめです。表面的でない奥深い分析力および細部にわたる説明能力が尋常でない。
英語やアメリカ人とのコミュニケーションに悩んだら見てみよう!
「日本人より日本語がうまい」と言われるのに閉口する外国人は多いですが、それを外国人に言いたくなる日本人の気持ちはわかります。
日本人は言語表現に巧みな人が少ない(少なかった)ので、外国人の言語能力(必ずしも日本語能力ではない)に驚いてしまうんですよね。
もともと雄弁な外国人が完璧に日本語をマスターすれば、日本語でも雄弁になります。
そんな外国人のひとりがニック・エドワーズ!
信じられないほど流暢で正確な日本語を話します。ニックの語学力には脱帽。
本人「死ぬほど勉強した」と言っていましたが、そりゃそうでしょう。
日本語が上達した理由【外国語を身につけるコツ】
語学学習に王道なし。やはり努力あるのみです。
マニアックな動画はほとんど英語音声学講義!
もっとも、ときどき細かすぎて誰もついていけないことがあります。
たとえば発音指導の動画:グイグイENGLISH – 日本語 VS 英語「母音の基本」
これはもう音声学講義です。
完璧なネイティブ発音をマスターしたい人は、必見……かも。
私は「これだけは守らないと通じない」というところさえ押さえれば、ネイティブのように発音できなくても構わないと思います。
というのは、聞き手がネイティブスピーカーであれば正しい発音に越したことはないのでしょうが、第三国の人の場合、「正しい」発音をした結果、通じないということも起こりうるからです。
英語圏のあいまい母音が「わかりにくい」と感じるのは日本人だけではなく、その他の英語を母語としない外国人も同じなんですよね。
ネイティブでない人同士で共通語としての英語を話すときには文字通り発音のほうが通じる場合があります。
完璧な日本語を話す外国人の最高峰
そのぐらい注意深く聞き取って、再現を試みる努力をしてきたからこそ、ニックの今の完璧な日本語があるのでしょう。
私が今までに見た外国人で、外国語として日本語を学び、完璧な日本語を話す人の最高峰です。
本記事で紹介する他ユーチューバーは日本育ちか血統的日本人なので、第二言語話者という意味で本物の(?)外国人はニックだけ。
カイチューブKaiTube―日本のイスラエル人―(カイ・コーエン)
カイチューブのカイ・コーエンは日本人の父とイスラエル人の母を持つハーフ。
カイチューブ【自己紹介】より転載:
- 名前 カイ・コーヘン
- 職歴 通訳業/元イスラエル防衛軍/バスケで元イスラエル代表 /モデル業
- 特技 バスケ
- 中学 ホサシャロン中学校卒
- 高校 エメカホラ高校卒
- 大学 慶應義塾大学 総合政策学部卒
イスラエルといえば戦争のニュースと宗教の話ばかりで、現代イスラエルに住む普通の人の生活は知らない人が多いと思います。私もそう。
だから、カイチューブのイスラエル事情は新鮮です。
天才集団タルピオット
とくに軍隊と民間の関係などは、日本にないものなので、興味深い。
たとえば軍隊のエリート養成プログラム・タルピオットはイスラエルの優秀な人材・起業家を生み出しているそうです!
【秘密結社】イスラエル天才集団タルピオットについて。
厳しいタルピオット教育が優秀な起業家を生み、イスラエル国家に貢献している!
これだから四面楚歌でも国が保てるんだなあ、と思いました。
イスラエル、何かとすごいです。
情報は提供するけれども責任は家庭
エリート教育だけでなく、イスラエルの普通の学校教育のあり方にも考えさせられます。
イスラエルの学校教育と制度
子どもの出欠や成績はいつでも家族がわかるようになっているけれど、それをどうするのかは本人および家庭の問題であって、学校はタッチしない。
学校の責任領域がはっきりしていて、学校生活は非常に自由なイスラエルでした。
イスラエルというニッチな国のことを知ることができる貴重なチャンネル。
ピロシキーズ(ブラス&アレクサンドラ)
「生まれはロシア、育ちは関西、舞台は東京、ピロシキーズです」でいつも動画がはじまるピロシキーズ。
ブラスとアレクサンドラ、男女のペア。でも、カップルではないようです。
ユーチューブの自己紹介欄によると:
【小原ブラス】(ブラちゃん) ロシア、ハバロフスク出身、姫路育ち
【中庭アレクサンドラ】(アレちゃん) ロシア、モスクワ出身、大阪育ち
エンターテインメント性がありながら、硬派な内容も入れてきます。
ブラスの主張、なかなか強烈です。アレクサンドラの返しもいい。トークがテンポよく進みます。ふたりとも関西弁なので漫才のよう。
【ロシア人が暴露】スパイの見分け方!日本はスパイ天国です
おもしろおかしく、ちょっと毒を入れてくる。この感じが絶妙!
他ユーチューバーとのコラボ
ロシア東欧系の他の外国人や、各界著名人とのコラボ多数。
ウクライナvsロシア本気で決着をつける【サワヤン】
ロシアとウクライナ、国同士は喧嘩していますが、日本にいるロシア人とウクライナ人は、一緒にクイズで遊んでいます。
またロシア人、関西のピロシキ専門店社長に突撃!!歴史が強烈で草wwでは、ピロシキーズの名前のもとピロシキのお店の店長さんをゲストに迎え、ピロシキを語っています。
実は、ピロシキって食べたことないんですが、食べたくなりました。
辛口日本論も!
【批判覚悟で言います】こんなことで日本人は舐められる
ブラスの辛口日本論!
したたかな外国人に対抗するには、日本人ももっと図太くならねば!
のりあちゃん、あなた、いくつ?
外国人は日本批判ができない!?
ところで、日本育ちで知日派中の知日派の彼らでも、外国人の顔で日本批判をすると、叩かれるのだとか。
今まで言えなかった、日本に住んで本当に辛いこと。
外国人系ユーチューバーの動画を見ていると、やたらと日本を褒めまくっているものが多くて「それ褒めすぎじゃ?」と気持ち悪いんですが、そうせざるを得ない事情がちょっとわかりました。
Nord Labo北欧研究室(ヨウコ&マホ)
最後にNord Labo北欧研究室のヨウコとマホ。この女性二人組は外国人ではなく、スゥェーデン在住日本人です。
ユーチューブの自己紹介欄より転載:
【Who are you? 私たちはだれ?】
ノードラボ「北欧研究室」は北欧現地から直接お届けする、情報深掘りチャンネルです。さまざまなトピックをとりあげ、在住者の視点で深掘りしていきます。
- 室長ヨウコ:スウェーデン在住歴16年。スウェーデン人の夫と二人の子供を持ち「ゆりかごから墓場まで」をリアルに体験中。2007年に北欧雑貨の雑貨輸出会社を起業。2018から北欧雑貨ショップ「ソピバ北欧」店長もやってます。
- 研究員マホ:北欧在住歴3年。スウェーデン人との結婚を機に移住。スウェーデン企業でITコンサルタントとして働き、スウェーデンらしい社会でたくさんの発見をする日々。
スウェーデンというと、グレタ・ガルボやイングリッド・バーグマン、ABBAや、メイヤ、ステファン・エドベリなどの世界的有名人を輩出している国。
話題になってますね。
でも国の実情は日本であまり知られていないような気がします。
スウェーデンのコロナ対策
ここ数年は独特のコロナ対策で話題です。
はっきり言って「老人は死ね」みたいな。それで国民が納得する国。
以下の動画でもそんなふうに語られています。
スウェーデンのコロナ事情 | 1年半まとめ2021年8月
マンガ家「北欧女子オーサ」とコラボ
「北欧女子オーサ」に聞いた、スウェーデン人からみた日本!
累計27万部!日本で大活躍のスウェーデン人漫画家「北欧女子オーサ」さんがゲスト
実は私、これを見て初めて「北欧女子オーサ」を知りました。日本生活での驚きや発見をマンガにしているのだとか。ブログにもマンガが掲載されています。
海外日本人の発信を見て、国内の外国人を知る。
ニッチな海外事情
知っているようで知らないスウェーデン。ニッチな海外事情と言えるでしょう。
住んでみないとわからない細部にわたる有益なスウェーデン事情をヨウコとマホが発信しています。
変にふざけないのがいいところ。安心の良識派。
でも飽きさせない話術で会話はテンポよく進みます!
まとめ
以上が外国人・外国事情系のおすすめユーチューバーでした。選んだ基準は:
- 聞きやすい(正しく流暢な日本語)
- 情報が豊富で学びがある
- おもしろい(エンターテインメント性が高い)
- どの動画も質が高い(動画に酔って良し悪しのバラツキが少ない)
今後も有益な情報を発信している人を探していきたいと思います。
- ニックちゃんねる♪(ニック・エドワーズ)
- カイチューブKaiTube―日本のイスラエル人―(カイ・コーエン)
- ピロシキーズ(ブラス&アレクサンドラ)
- Nord Labo北欧研究室(ヨウコ&マホ)
最後まで読んでくださってありがとうございました。