【香水レビュー】お休み前にいかが？ ショパールの甘～い香り３選　ウィッシュ、カシミア、ハッピースピリット

【香水レビュー】

悩みを忘れさせてくれる幸せな香りをお探しですか？

今回は宝飾ブランドとして有名なショパールからの名香3点をご紹介します。

どれも甘～いです。

ウイッシュ　引き締まる甘さ

温かい部屋の中から、外の雪景色を眺めてくつろぐひとときのイメージ。

ウィッシュ（Wish）はショパール一番人気の香水です。

甘いけれどもスパイシー。砂糖菓子にコショウを振ったらこんな感じ？

オレンジやナシなど果物系とカラメル、バニラ、トンカなどの甘さが絶妙に溶け合いフローラル系の華麗さも加わっています。

ユズというのが意外でもあり、「なるほど」でもあります。

甘い香りにありがちな、しつこさ、甘ったるさがありません。

オリエンタルに分類されることが多いようですが、ゲランのシャリマーや次に紹介するカシミアのような重さはありません。

甘い香水ですが、甘いだけではない。引き締まる甘さです。

意外と（？）使いやすいボトル

時計・宝飾ブランドのショパールらしく、宝石を思わせるボトル。底に向かって尖った形が使いにくいかと思ったら、意外と手にしっくりきます。

似た香り：ロリータレンピカ

ロリータレンピカ（Lolita Lempicka）はブランド名であると同時にフレグランス名です。

名前で引いてしまう人もいるかも。

ウィッシュはオリエンタル、ロリータレンピカはグルマンに分類されているようですが、両者はとても似ています。

どちらも甘～い香り。でも意外と落ち着いています。

個人的には、ウィッシュは夜、ロリータレンピカは昼に使いたくなります。

おやすみ用香水は甘いものと決めている私ですが、なぜか、ロリータレンピカで「おやすみなさい」という気分にはなりません。

明るく、軽やかで、「これから何か始めるぞ～」感があります。

オリジナルの発売は1997年。20年以上にわたって愛され続けている香りですが、入手しにくくなっているようです。しかし、チェリーが追加されたリニューアル盤（ロリータレンピカ モンプレミエ）が登場！　他の香料リストはほとんど変化がありません。

カシミア　焦げたカボチャの香り

カシミア（カスミール Casmir）はエキゾチックに甘い香りです。特徴的な香料は何と言ってもベンゾイン。ベンゾインの重厚な甘さが好きな人はカシミアが気に入るでしょう。

アロマセラピーの本などには、ベンゾインは「ストレスや不安を取り除き、幸福感を増す」とあります。たしかに心が温まりリラックスできそうな香りです。

文句なくオリエンタルですが、オリエンタルにありがちなパウダリー感はそれほどありません。

とにかく甘いので、これから気合を入れてがんばろうというときには不向きでしょう。ゆっくりとくつろぎたいときの安らぎの香りです。

どこかで嗅いだことのある懐かしい香り。香水というより、日常生活に密着したところでこんな匂いがしたような……。

あ～っ、わかった！　カボチャのお焦げ。

ちょっと焦がしてしまったカボチャの煮物、おいしいですよね。あんな感じです。

ボトルは蓮の花のイメージだそうです。金色の蓋はカシミール地方の宮殿や寺院の尖塔に似せているとか。

ハッピースピリット　名前のとおり幸せな香り

ハッピースピリット（Happy Spirit）は名前の通りハッピーになれそうな香りです。

くったくのない甘い香り。

小さいお子さまにも好かれそう。大人がつけたら童心にかえれるかも。

とにかく楽しく過ごしたいとき、何も考えたくないとき、気分を高揚させたいとき、あっけらかんとした香りが応援してくれます。

色気はあまりないけれど、コケティッシュなかわいらしさが魅力。

このハッピースピリットは、上記ウィッシュやカシミアよりもフローラルな華やかさが前面に出ていて、明るく楽しい香りです。残念ながら現在はあまり出回っていないようです。

公式サイトより

その後シリーズ化され「ハッピースピリット」の名でいくつもの香りが出ているようですが、期間限定だったり、安定的に入手可能なものは少ないようです。

甘い香りはお休み香水にぴったり

ショパールの三甘：ウィッシュ、カシミア（カスミール）、ハッピースピリットは、寝る前にまとうおやすみ香水にぴったり。甘い香りは熟睡を助けてくれるような気がして、愛用しています。

最後まで記事を読んでくださって、ありがとうございました。