【香水レビュー】
香りで冒険したいあなた。
ちょっとミステリアスな香りに挑戦してみませんか。
妖艶で怪しく、それでいてなぜか落ち着くミルラ(和名:没薬)。
今回はエキゾチックで一風変わったミルラの香りを紹介します。
ふつう香料で「〇〇の香り」とまとめた記事内には似た香りが並ぶものですが、以下に紹介する香りは、ひとつひとつ全然違います。
強いて言えば、ミルラが入っていることと、どれも個性的であることが共通点!
THOUSAND COLOURS、M1402 サイプレスマスク
サウザンドカラーズ(THOUSAND COLOURS)のM1402 サイプレスマスク(M1402 Cypress Mask)は強烈なのに、清々しい。
第一印象はメンソレータム。
シンプルでさわやかな緑色のボトルのイメージそのままの香り。
トップ | サフラン、ヒノキ、ナツメグ |
---|---|
ミドル | ミルラ、インセンス、インク |
ベース | シダーウッド、パピルス、レザー、ウード(沈香) |
ウッド系、スパイス系のスーっとする香りです。
毒気が抜けて、体が浄化されるよう。
サウザントカラーズは日本ブランド
サウザントカラーズは「1000年の視点で生み出す希望のプロジェクト」という考え方から名づけられたブランド名とのこと。
コレクションはM, E, Aと分類の上、シリーズ化されています。
- M(メタモルフォーゼ):精油と合成香料のハイブリット。ロイヤルゼリーエキスを配合。
- E(エクスペリエンス):合成香料100%
- A(アクティベート):精油100%
Mはメタモルフォーゼシリーズ。
「変身」です。
気の抜けた自分に喝!
M1402 サイプレスマスクはウッド系の引き締まった香り。
ボケボケしていると喝を入れられる感じ。
気分的にたしかに変身!
シャキッとします。
集中力を高めたいときにいいかも。
意外とリラックス香水
ところが、ヒノキの効果で、高級なお風呂のイメージ。
お風呂上がりなどにまとってもスッキリさっぱり、爽快です。
サウザンドカラーズのM1402 サイプレス マスクはクセのあるミルラが陽気に明るく仕上がっています。
テーマは世阿弥
サウザンドカラーズの香りには独特のテーマがあります。
M1402サイプレスマスクは:
娯楽であった能を芸術の域へと高めた伝説の猿楽師、世阿弥。芸を極限まで追求する狂気と気高いまでの謙虚さで、名声を極めた伝説の芸術家。
Jo Malone London、ミルラ&トンカ コロン インテンス
どちらかというとメンズ?
ジョーマローン(Jo Malone London)のミルラ&トンカ コロン インテンス(Myrrh & Tonka Cologne Intense)はユニセックス香水ですが、ラベンダーのシャキ感が男性的。
トップ | ラベンダー |
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ミドル | ミルラ |
ベース | トンカビーン、バニラ、アーモンド |
ちょっとお酒っぽい香りにも感じられます。
ダークな香り
ミルラはミステリアスで怪しい香り。
それに一筋縄ではいかないトンカの甘さが加わって、ミルラの怪しさ100倍!
また、バニラやアーモンドは、ふつう親しみやすいくつろぎの香りなのですが、ジョーマローンのミルラ&トンカ コロンインテンスではトンカとともに怪しさを増すばかり。
ミルラの怪にダークな雰囲気が加わった危険な香り。
ちょっとワルを演出したいときに、いかが?
似た香り: Le Couvent des Minimes リマーカブルパルファム ポルトベロ
ダークという意味ではクヴォン・デ・ミニムのリマーカブルパルファム ポルトベロが似た雰囲気を持っています。
詳しくはこちらをそうぞ!
Goutal マンドラゴールプープル
グタールのマンドラゴールプープルは軽めのミルラ。
ウッディ・スパイシーでちょっとグリーン。
上記、THOUSAND COLOURSのM1402 サイプレスマスクもジョーマローンのミルラ&トンカ コロン インテンスはなかなか強烈な香りで、ティッシュなどに一度シューしたら数週間後も香っていますが、グタールのマンドラゴールプープルは軽快な香り。
ただし個性的であることはM1402やミルラ&トンカにも負けません!
詳しくはこちら!
なお、
「香りをまといたいけれど、すぐに飽きてしまう」
「ボトルを使い切らない」
「香水は、まず試してみないと……」
という方には、カラリア 香りの定期便をお勧めいたします。
お好みのフレグランスを選んで少量だけ送ってもらうことができます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。少しでも香り選びの参考になれば幸いです。