【ライティングアシスタントチーム倉山工房・編集協力担当が語る制作書籍紹介】
倉山満「検証 近現代史シリーズ」第三弾、『検証 内閣法制局の近現代史』!
2022年7月、いよいよ出ました!
謎の官庁内閣法制局
普通の人は名前さえ知らない謎の官庁。
内閣法制局長官は総理大臣より偉い?
長である内閣法制局長官は、ある意味で総理大臣より偉い人です。
憲法解釈を一手に引き受け、日本の政治を左右し、日本の立法を事実上しきっています。
本来「違憲判決」を出すなど、法律に関して最高の権威を持つのは最高裁判所のはずですが、実は違う。
最高裁が違憲判決を下すことなど、めったにないのです。
内閣法制局についてユーモアたっぷりに書かれた本
一般に知られていないのにものすごい権力を持っている謎の官庁について、このたびいい本が出ました!
倉山満『検証 内閣法制局の近現代史』(光文社新書)です。
内閣法制局関連で、これ以上わかりやすい本はない!
内閣法制局についての本は固いものが多いですが、語り口が柔らかでユーモアがあります。
戦後史が違って見える
内閣法制局の所業を追うと、戦後、日本国憲法をめぐる議論がどのように行われてきたかがわかります。
ふつうの国と何かが違う。
当たり前のことが当たり前でない。
戦後日本政治の特殊事情がこの一冊でわかる!
「日本の政治、なんかおかしいなあ」と思っている人、その疑問が解けるかも。
「内閣法制局長官」の近現代史
タイトルは「内閣法制局の近現代史」ですが、戦後のエポックメイキングな内閣法制局長官に焦点をあてて日本国憲法がどのように変貌してきたか、国内政治および外交に与えてきた功罪を明らかにします。
本当の三権(立法・行政・司法)を担うもの
立法は国会、行政は内閣、司法は裁判所が行うと学校で習います。
しかし、立法は内閣法制局、行政は財務省主計局、司法は検察庁が行っているというのが、著者・倉山満の持論です。
財務省については既刊『検証 財務省の近現代史』(2012年)
検察庁については『検証 検察庁の近現代史』(2018年)
いずれも好評発売中!
そして今回、いよいよ待望の内閣法制局について『検証 内閣法制局の近現代史』!
いずれも光文社新書から。
『検証~』シリーズ三部作完結編です。
倉山満ファン待望の一冊
日本の政治を内閣法制局が動かしていることは著者が日頃から講演などで語っていること。
そのため倉山塾(倉山満が運営)の塾生なら耳にタコの内閣法制局ですが、ふつうの人は名前も知らない。
その所業を世に知らしめる営みの一環です。
「自衛隊は違憲」としてきた社会党が村山富市が首相となったら手のひらを返したようになったのも、閣僚の靖国神社参拝が騒がれるのも、内閣法制局が一枚も二枚もかんでいます。
著者の主張を知る塾生やファンには待望の一冊。
「内閣法制局ってどんなところ?」と思っている人にもぜひ手にとってほしい本。
構想3年、著者の熱い思いのこもった作品です。
光文社新書の公式noteで「はじめに」公開
光文社さんから「はじめに」が公開されています。
ちょっと試し読みしてみてはいかがでしょうか。
光文社新書の公式noteはこちら↓
首相官邸や財務省も恐れる謎の最強官庁「内閣法制局」の正体|倉山満
紹介番組
(1) 財務省も恐れる謎の最強官庁 内閣法制局の近現代史
(2) 憲法の番人?内閣法制局の正体
(3)憲法9条の解釈を定めた吉國長官
憲法解釈をコロコロ変えてきた内閣法制局
魚屋のおっチャネルとコラボ
前編
後編
孫子経営塾理事海上知明 ✕ 憲政史家倉山満
前編 内閣法制局が力を持ち過ぎで瀕死の病人に?
後編 内閣法制局が認めた!日本は憲法上核武装可能
最後まで読んでくださってありがとうございました。