香水レビュー

【香水レビュー】エルメスは個性派ぞろい:ナイルの庭、ルージュ、ヴァンキャトルフォブール、オーデメルベイユ

【香水レビュー】

一風変わった香りをお探しですか?

無難だけれど没個性的なフレグランスが増えている今日この頃、エルメスだけは別格です。

「こんな香り、ほかにない」

個性的な香りをご紹介します。

ナイルの庭 新しい畳の香りは日本人のツボ

清涼感のあるさわやかな香り

ナイルの庭(Un Jardin sur le Nil)は清涼感のあるさわやかな香り。

「こんな香水、あるんだ!」

いい意味で驚いた香りです。名前は「ナイル」でも、草原のイメージ。

エジプトにも草原ぐらいあるかもしれませんが、あの国はやっぱり砂地にそびえるピラミッドのイメージですよね。

新しい畳の香り

しかし、成分を見て納得。イグサが入っています。

トップグレープフルーツ、マンゴー、トマト、ニンジン
ミドルロータス、イグサ、オレンジ、ヒヤシンス、ピオニー
ベースムスク、アイリス、インセンス、ラブダナム、シナモン

新しい畳の匂い!

これは日本人にはツボでしょう。

日本市場を狙った香り

実際に、当初の庭シリーズ(『地中海の庭』『ナイルの庭』『モンスーンの庭』)は日本市場を意識して作られた香水のようです(新間美也『香水のゴールデンルール』原書房、2010年)。

『地中海の庭』『ナイルの庭』『モンスーンの庭』三部作が好評だったためか、最近でも『屋根の上の庭』『李氏の庭』『ラグーナの庭』が出ているようです。

「李氏」? 経済発展著しい大陸市場狙いでしょうか。

のりあちゃん
のりあちゃん
デフレで伸び悩む日本市場は、もうどうでもいい?

夏におすすめ!

それはさておき、ナイルの庭。

香りは畳ですが、開放的な空間のイメージが広がります。

大草原や大海原、よく晴れた大空。

暑苦しい日本の夏に使える香りは限られますが、これはでも使えます。

特にスポーツの後など、さっぱりしたいときに最高!

家でも外でも、春夏秋冬オールシーズンOK

商品名が日本語なのもありがたいですよね。簡単に覚えられます。

よく似た香り 資生堂オードパルファム2012

ナイルの庭の草っぽさがキツイと感じる人には資生堂オードパルファム2012がいいかも。

ナイルの庭から気が抜けたような……いやいや、ややマイルドな香りです。

ただし株主優待商品らしく、レア物です。

資生堂2021

ルージュ  独特すぎる癒やしの香り

第一印象は「臭っ」

「うわっ、臭っ」

これがルージュ(Rouge)の第一印象。濃い~香りです。

こんなの、よく作ったなあ。そもそも、よく企画が通った。でも、お店にあるということは売れているということ? わからん……。

いったい誰がつけるのか、謎。

そのぐらい強烈です。

公式サイトによると「1984年、亀井明子によって調香された」とあります。

日本人が作ったの?
それにしては濃い~香りです。

クセが強いのに、なぜか癒やしの香り

最初に入手したのはミニボトルでした。

「臭っ」と思って、一度つけたきり、ほっておいたのですが、どういうわけか、どうしてもこの香りが欲しくなることがあるのです。

そういうときは、これでないとダメ。具体的には、やや体調不良のとき。枕元にシュッ。なぜか落ち着くし、気分が和らいでよく休めます。

トップローズ、イランイラン
ミドルサンダルウッド、アンバー、バニラ、シダー
ベーススパイス、マートル

イランイランが効いて、あやしい香り。とびっきりのいい女が纏えば、ゴージャスかも。

しかし、凡人の私はさすがに、これを纏って外出できません。

一人だけの時間をリッチに癒してくれる香りとなっています。

こんな臭いのが癒しの香りとなるとは、当初は思いもしませんでした。

極端は相通ず……?。

お香系なので、ルームフレグランスとしてもいいかも。

一瞬、臭いですが、徐々に甘みのあるいい香りになっていきます。

こんなすごい香りを市場に出したエルメスに脱帽。

ヴァンキャトルフォブール 重厚な清涼感

 

ツンデレな香り

ヴァンキャトルフォブール(24 Faubourg)、この名称も、いろいろなカタカナを見かけます。

「フォーブル」だったり「フォーブール」だったり。

個人的には「フォブール」だと思うのですが。

いずれにしてもパリのエルメス本店住所をそのまんまを冠した香りです。

ヴァンキャトルフォブールも強烈な香りなので、最初はキツいと感じました。

エルメスには第一印象が悪い香り、多いです。

のりあちゃん
のりあちゃん
そこがかえってクセになるんでしょ?

いわばツンデレタイプですね。

よくも悪くも個性的で、存在すること自体が不思議な香りたち。

オレンジ

重厚で濃い~柑橘系

ヴァンキャトルフォブールは柑橘系の香りです。

トップヒヤシンス、オレンジ、イランイラン、ピーチ、ベルガモット
ミドルオレンジブロッサム、ガーデニア、ジャスミン、エルダー、アイリス
ベースアンバー、サンダルウッド、パチョリ、ヴァニラ

ふつう柑橘系フレグランスは軽くてさわやかなものですが、これは重厚で濃い~です。

しか~し、なぜかクセになる。

しかも、夏に欲しくなる。ある意味で清涼感があるのです。

のりあちゃん
のりあちゃん
重厚な香りに清涼感があるの?

いわば、うだ~としているところに喝を入れられるような感じ。

みんながだらけているところで「そんなことじゃダメだ」と正論を言うヤツ。

かっこいいけど、一歩間違うと暑苦しい。

暑苦しいけど、そんな正義感も、たまにはあっていい。

オーデメルベイユは驚異の水

ヴァンキャトルフォブールに似た香りにオーデメルベイユ(Eau des Merveilles)があります。

これも個性的すぎてびっくりの香り。

甘くてスパイシーな柑橘系

オーデメルベイユは直訳すると「驚異の水」「奇跡の水」。

のりあちゃん
のりあちゃん
名は体を表す

オーデメルベイユも柑橘系ですが、ヴァンキャトルフォブールより甘みが濃い香りです。

トップオレンジ、エレミ、レモン
ミドルアンバー、ペッパー、ヴァイオレット
ベースモミ、シダー、ベチバー、オークモス

エレミオークモスが効いてスパイシーな甘さ。

冬場の縮こまりを解き放ってくれる香り

ヴァンキャトルフォブールが夏場のウダウダをしゃきっとさせてくれる香りだとすると、オーデメルベイユは冬場の縮こまりを解き放ってくれるような香り

でも、やっぱりエルメス。

パンチが効いていて、「そんなことじゃダメだ!」的なお叱りフレグランスには違いない。

ツイリードゥエルメス コケティッシュな魅力

 

フローラルで華やか、ほんのり甘い。

それだけならレデース香水にありがちな形容ですが、ツイリードゥエルメス(Twilly d’Hermes)は一味違う!

ツイリードゥエルメスを個性的にしているのはジンジャー(しょうが)です。

しゃき感が出て気が引きしまると同時にコケティッシュな魅力も引き出されます。

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最後まで読んでくださってありがとうございました。

少しでも香り選びの参考になれば幸いです。

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