【香水レビュー】
ルームフレグランスなどでは定番の「ラベンダーの香り」。
でも、人間用でラベンダーの香りはメンズ香水が多いです。
というわけで、今回はメンズを中心に紹介します。
Calvin Klein エタニティ フォーメン EDT
ロングセラーの人気香水エタニティ
カルバン クラインはレディースのエタニティを1988年に発売し、大ヒット。
1990年にはエタニティ フォーメン(Eternity for Men)が登場し、こちらも評判がよかったらしく、その後、「エタニティ フォーメン」の名で数々の限定品や派生品が生まれています。
オーソドックスなしゃきっと香水
ハーブ系やウッド系が強く出て、しゃきっと気の引き締まるメンズの香り。
トップ | マンダリン、ラベンダー、レモン、ベルガモット |
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ミドル | ジャスミン、セージ、ゼラニウム、バジル、ジュニパーベリーズ、コリアンダー、オレンジブロッサム、ユリ、スズラン |
ベース | サンダルウッド、ベチバー、ムスク、ローズウッド、アンバー |
オーソドックスな香りなのでオフィスでもプライベートでもOK!
季節的にもオールシーズン使えます。
気分は宝塚の男役スター?
秩序正しく、テキパキと何でもこなしそうな男性のイメージ。
基本的に男性的ですが、マニッシュに演出したい女性がまとってみてもカッコいいかも。
男役スターに似合いそう!
Luciano Soprani ソロ ソプラーニ
ルチアーノ ソプラーニのソロ ソプラーニ(Solo Soprani)はさっぱりしたシトラス系の香り。
ナツメグやカルダモンなどのスパイスが効いて、ピリ辛。
いちおうユニセックス香水のようですが、どちらかといえば男性的。
シーケーワン(詳しくはこちら)をまろやかにしたような香り。
トップ | レモン、オレンジ、ヴァイオレット、ベルガモット |
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ミドル | ナツメグ、ローズ、ジャスミン、ラベンダー、カルダモン |
ベース | オークモス、シダーウッド、ムスク、アンバー、トンカビーン |
トップは一瞬、消毒薬。
心身ともにシャキッと引き締まりそうな浄化の香り。
シトラス、スパイス、ウッド系が好きな方におすすめ。
スポーツの前後に、お風呂上がりに。
すっきり、さっぱりしたいときにひと吹きしたい香り。
お値段的にもリーズナブルなので、普段づかいにもおすすめです。
Luciano Soprani ウォモ
ルチアーノソプラーニのメンズ香水ウォモ(Uomo)。
名前は「男」
ウォモ(Uomo)とはイタリア語で「人間、男」。
香水名はフランス語についでイタリア語が多いような印象がありますね。
フランス語Pour Homme(プールオム)=男性用
イタリア語uomo(ウォモ)=男性
だから、別のブランドにも「ウォモ」という名前の香水があります。
酸味甘味がフローラルに
トップ | ベルガモット、レモン、アップル、パイナップル |
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ミドル | ラベンダー、ジャスミン、オレンジフラワー、スミレ、ユリ |
ベース | アトラスシダー、エボニー、ベチバー、アンバー、ムスク |
ベルガモットやレモンのシトラス系の酸味と、アップルやパイナップルの甘さがトップの香り。
でも酸味も甘みもすぐに消え、フローラルなミドルに移ります。
ラストはムスキーにほんわりした感じに。
あるいは、レモン入りリンゴジュースのような香りですね。
老若男女OK!
清涼感のあるさわやか香水なので、女性にも使いやすいでしょう。
前項紹介のソロ ソプラーニも同ブランドでルチアーノソプラーニから。
いちおうソロはレディース+メンズ、ウォモはメンズということになっていますが、ソロよりウォモのほうが柔らかい感じがします。
お風呂上がりや、ちょっとした気分転換、リフレッシュなどの普段遣いにいいかも。
ちなみに、私は朝、起床時に目覚まし香水として使っています。
やわらかく包み込んでくれるような香りで、お子さまやお年寄りにもおすすめ。
軽い香りなので、ついついシュパシュパしてしまって、すぐになくなりそう。
Calvin Klein シーケービー
カルヴァンクラインのシーケービー(CK BE)はやや穏やかなシーケーワン。
シーケーワンは、いろいろなものに「勝つ」強さがありますが、シーケービーは優しさのある、それでいて凛とした香りです。
涼しげなトップは、ミントの効いたシトラス系。
そのうち、軽くスパイスのきいたラベンダーに。
トップ | ベルガモット、ジュニパーベリー、マンダリン、ミント、ラベンダー |
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ミドル | マグノリア、ホワイトピーチ、ライトスパイスブレンド |
ベース | サンダルウッド、オポポナックス、トンカビーン |
ややフルーティなピーチ。
かすかな甘みはトンカビーン?
はっきりと何の香りとも言えない感じがあるけれども、うまく調和して、独特の香りになっています。
いちおうユニセックスですが、どちらかと言えばメンズっぽい。
でも、女性も使いやすいでしょう。
涼し気で、あまり主張しない香りなので、仕事でも遊びでも、気軽にまとえそう。
でも意外と個性的なので、気に入れば、手放せなくなりそう。
知り合いにシーケービーだけを毎日使い続け、ヘビロテしている人もいます。
ライジングウェーブ クリスチャン・ラッセン
ライジングウェーブ(Risingwave)はブランドの名前であると同時に香水名。
ライジングウェーブ クリスチャン・ラッセン(Risingwave by Christian Riese Lassen)は今となってはレア物のようで、私が入手したのはミニボトル(5ml、↑写真)です。
ネットで購入したのですが、その後「売り切れ」表示。
クリスチャン・ラッセンといえば特に1990年代に海の絵で人気沸騰した画家ですが、ウィキペディアに英語ページがない!
英語だけでなく、他の言語もない!
日本では今でもカレンダーなどが人気です。
ライジングウェーブ by クリスチャン・ラッセンの箱にもラッセンらしい海の絵が描かれています。
夏の海の若者
トップ | パイナップル、エレミ、レモン、ラベンダー |
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ミドル | シーノート、ジェラニウム、ナツメグ、カルダモン、クラリセージ、レッドペッパー |
ベース | ムスク、アンバー、シダー、マツ、オリバナム、オークモス |
ライジングウェーブbyクリスチャン・ラッセンはさわやかだけど、スパイス系の香料でピリッとひきしまります。
トニック系の男性的な香りで、女性は使いにくいかも。
夏の海でサーフィンしている若い男性がまとっていそうなイメージ。
……浜に戻ってから、つけ直してください。
Guerlain ジッキー
しゃきっとひきしまる、クールな女性のための伝統の香り!
くわしくはこちら。
Acqua di Parma コロニア
時を超えて長く愛され続けているユニセックスのオーデコロン。
くわしくはこちら。
Bvlgari プールオム
女性も使えるメンズ香水。
ソフトでフローラルな感じがルチアーノソプラーニのウォモと似ているけれども、ブルガリ プールオムは最後に木の香りになります。
くわしくはこちら。
「香りをまといたいけれど、すぐに飽きてしまう」
「ボトルを使い切らない」
「香水は、まず試してみないと……」
という方には、カラリア 香りの定期便をお勧めいたします。
お好みのフレグランスを選んで少量だけ送ってもらうことができます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
少しでも香り選びの参考になれば幸いです。