「世界中の人々に安価に語学学習を提供する」というコンセプトのDuolingo。
英語以外の言語も学べます。
デュオリンゴを知らない方はこちらをどうぞ!
日本語版では英語、中国語、韓国語、フランス語の4つだけですが、英語版では40言語も勉強できます。
ある程度英語ができるなら、英語で他の言語を学んでみるのもおすすめです!
とにかく、英語ほか、なんらかの外国語ができる人が、もうひとつ第二外国語を学ぶにはduolingoは非常に良いアプリだと思います。
ちなみに、言語を選択するときに学習人数順に並んでいるのですが、英語版では、なんと「日本語」が第3位!
うれしいんですが、残念ながら日本語音声が変なので、学習者にはすすめられない・・・。ヨーロッパ系言語は大丈夫だと思いますが、アジア系言語の完成度には要注意!
第二外国語のすすめ
フランス語・スペイン語に挑戦!
まず2つ挑戦してみました。
- フランス語(使用言語:英語、ドイツ語)
- スペイン語(使用言語:英語)
初級者には、ちょうどいい丁寧さ
フランス語もスペイン語も基本単語からして知らないものが多いので、ちょうどいい感じ。
基礎知識のある英語と違って、クドい感じを受けず、イライラすることもありません。
知らない単語や表現、文法があるので、その都度、止まって考えたり覚えたりします。
忘れる、また覚える。
この繰り返しがちょうどいい。
英語のようにスイスイ進められないので、一日にできる量は限られます。
同じ問題でも時間を開けて解けば、クドく感じる度合いは低くなります。
初めて学ぶ人がコツコツゆっくり学ぶ分には、ちょうどよい感じです。
文法は別途学んだほうがいい
Duolingoの文法説明は丁寧とは言い難い(ほとんどない)ので、わからないところを調べられるように参考書は用意しておいたほうがいいでしょう。
メジャー言語なら、NHKのラジオ講座で文法を一通り学習してからDuolingoでボキャブラリーを増やすなどもいい方法だと思います。
そうそう。「亀」「カエル」「鴨」など、その辺によくいる動物だけど、教科書だけ学んでいると、なかなか出てきそうにないボキャブラリーも出てきます。
英語の場合は、「タートルネック」「ドナルドダック」など、なんだかんだとそのまま外来語として日本に入ってきているので馴染みがありますが、それ以外の言語では、そういう簡単な単語を意外と知らなくて会話などで難儀します。
考えないで使ってますけどね。
使用言語を母語以外で設定した場合の注意
別記事で日本語が不自然との指摘をしました。
学習用の訳文として「使用言語」の文章は不自然な表現にならざるをえないというところはあるでしょう。
日本語(母語)なら細かい違いがわかり、Duolingoのほうがおかしいと判断できますが、外国語の場合、そうはいかない。
その可能性は大いにあり。
いまのところ日本語で学べるのは英・中・韓・仏の4言語だけですから、それ以外を学ぼうと思ったら英語などで学ぶしかないですが、場合によっては不自然な表現が書かれているかもしれない点は、ちょっと注意が必要ですね。
ただ、フォーラムを見ていると、英語の場合、日本語ほどの不自然さはないと思われます。
フォーラム
上図(↑)は問題を回答した後に出てきます。
問題を解答後、正解・不正解ほかについて疑問点がある場合、「フォーラム」をクリックすると、いろいろな質問や疑問、苦情が並んでいます。
他の人も自分と同じような疑問を持って質問していることがあり、その答えが参考になります。
もっとも回答者もプロとは限らないので、解答が正しいとは限りません。
別の人が「それは違う!」と訂正していたりして、議論を読むのもおもしろい。
ちなみに、日本語ベースの英語レッスンのフォーラムでは、日本語の不自然さに対する文句が多いのに対して、英語ベースの諸外国語レッスンでは、該当言語の質問とその答えが圧倒的で、使用言語に関する苦情は少なめです。
私が覗いたのはヨーロッパ系の言語(スペイン語・ラテン語・オランダ語・デンマーク語・スゥエーデン語など)ですから、英語との対応がよく、訳文が作りやすいのでしょう。
報告
ちなみにフォーラム横にある「報告」をクリックすると、こんな画面が出てきます。
ときどき音声がとぎれたようになっていることがあるので、そんなときは「音声がどこかおかしい」にチェックを入れて送信しています。
「なんで不正解なんだ~」と納得がいかないときは「私の答えも正解のはずでは?」にチェックを入れて送信します。
そして、その抗議(?)が受け入れられた場合は、「あなたの提案が承認されました」とメールが来ます。
「The criminals stole my tie as well as my suit」を「犯罪者たちは私のネクタイだけでなくスーツも盗みました。」の翻訳としてご提案頂きありがとうございます。Duolingoはこの翻訳を採用することにしました!
あなたのような言語愛好家のおかげで、Duolingoは改善を続けられています。ご協力どうもありがとうございます!
ーDuolingoチームより
その通り!
日々、duolingoの改善に協力している言語愛好家です、私。
異種文字に挑戦
充実の文字コーナー
言語によっては文字からして新しい。
例えば韓国語(ハングル文字)・ロシア語(キリル文字)・ヒンディー語(デーヴァナーガリー文字)など。
そういう言語には普通のレッスンツリー以外に別途、文字学習コーナー(”LETTERS”)があり、なかなか充実しています。
下記はヒンディー語の場合。
学習言語数に上限はありませんので、ちょっと入って、文字だけでも、かじってみてはいかがでしょうか。
日本語版の韓国語レッスンには文字練習がない
なお、日本語を使用言語に設定した韓国語レッスンには、なぜか文字学習コーナーがありません。レッスン冒頭に少しだけ文字の問題が出てきますが、初めての学習者には足りないのではないでしょうか。
英語版にはあります。
英語に自信のない人も、文字だけは英語版で学習してから日本語版のレッスンを初めるというのもひとつの方法だと思います。
筆記練習
はじめて出てくる文字は、筆記練習から。
青丸を矢印に従って動かします。
選択問題
以下のような選択問題では、レッスン前半は文字をクリックする(あるいは数字キーを押す)と音が出ます(PC版)。
後に、文字だけを見て解答しなければならなくなりますが、何度も似たような問題を解いた後なので、その頃には音がなくても解答できるようになっているというしくみ。
キリル文字やデーヴァナーガリー文字も同様の形式です。
その他 感想・トリビア
チェックポイントはレベルを上げてから挑戦しよう
ある程度、学習が進んだところでチェックポイントがあります。
そこを通過(合格?)しないと次が開かず、先に進めません。
スペイン語(使用言語:英語)の最初のチェックポイント1が難しかった。
「レベル1」を開いただけで挑戦したら、ヒアリングや読解の文章が急に長くなって、わからない単語がバシバシ出てきました。
辞書を引きながら解答し、一応通過しましたが、間違えて一段階上のチェックポイントをクリックしてしまったかと思ったほどでした。
それで、戻って最初からちゃんと「レベル5」までクリアすることにしました。
レベルが上がると長めのヒアリングがあるんですね。新しい単語もある。
新しい言語の場合は、少なくともレベル3~4ぐらいまで上げてからチェックポイントに挑戦したほうが確実です。
PC版では選択肢をキーで選択できる
使用言語によっては、語彙選択のときもキーが使えます。
- aを押せばaではじまる単語が選択される。
- aではじまる単語がa, an, Annaのように複数ある場合は「a+スペースキー」でaが選択され、「an+スペースキー」でanが選択され、annでAnnaが選択される。
非常に便利なのですが、なぜかDuolingo「使用言語:日本語」設定では使えません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。