【Super Duolingoおよび飛び級について】
外国語学習アプリDuolingoをはじめてまもなく、「3日間 Super Duolingo無料プレビュー」をいただき、有料版Super Duolingoを3日だけ試せることになりました。

なにかに応募したとかではなく、突然Super Duolingoに切り替わったのです。
せっかくなので思いっきり体験することにしてみました。
Super Duolingoとは
Duolingoは無料でも使用できますが、有料版のSuper Duolingoがあります。
1か月コース | 1400円/月 |
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12か月コース | 717円/月。ファミリープラン(2~6人)1100円/月 |
(↑公式サイトより。2022年9月1日現在)
もともとの有料プレミア版Duolingo Plusが、2022年にSuper Duolingoと名前を変えたばかりのようです。
↓はツイッターDuolingo公式アカウントでの宣言です。
Duolingo PlusがSuper Duolingoになったよ💚 💜 💙
これまでと同じすべての機能を持ちながら、よりスマートでカラフルになったの!もっともっと日本のみんなを応援したい!より大きく、より新しくなったDuolingoをこれからもよろしくね🦉 pic.twitter.com/ngPuIXtcCV
— Duolingo(デュオリンゴ) | 日本公式🇯🇵 (@Duolingo_Japan) July 4, 2022
なお、Duolingo学習サイトの説明文(日本語)には、まだ(2022年9月現在)Duolingo Plusと表示されています。
Super Duolingoの特典
飛び級やり放題
(2022年11月3日にデュオリンゴがリニューアルされました。以下オリーブ色の部分はそれ以前の情報です)
Super Duolingoのもっとも大きな特典は飛び級でしょう。
無料版では最初のテスト(プレースメンステスト?)のあとは飛び級するためにはリンゴット(Duolingo内の仮想通貨)が必要です。
リンゴットを貯めるには、問題を解かなければならないので、最初から飛び級ばかりすることはできません。
しかしSuper Duolingoでは、飛び級やり放題。
もちろんです。
まったく新しい言語に取り組む場合は最初から問題を丁寧に解いていったほうがいいと思いますが、英語の場合、とくに大人の参加者は「簡単すぎる」と感じる人が多いでしょう。
有料版に移行する気がない人も「Super Duolingo無料プレビュー」期間に入ったら、飛べるだけ飛んでおくことをおすすめします!
とくに最下層レベルをできるだけ多く完了して、1にしておく。
なぜなら、最下層レベルだけは段階を追ってクリアしないと次のトピックに進めませんが、一度開いたトピックは、あとで好きなところを深掘りできるからです。
しかし、2022年11月3日にデュオリンゴがリニューアルされ、リンゴットを使わずに誰でも飛び級できるようになりました。
間違い直し
Super Duolingoのもうひとつの利点は、これまで間違えた問題の復習ができること。
もう一度見ても間違ったことは覚えていても、意外と正解できなかったりして、
いい勉強になります。
広告をオフ
パソコンでは、あまり気になりませんが、スマホ画面では広告の山。
しかしSuber Duolingoでは邪魔な広告が消えて学習に集中できるようになります。
スマホで主に学習する場合は、課金したほうが、長期的に見て効率よく勉強できそうです。
理解度クイズ
通常のレッスンと同じような問題が出てくるだけなので、これはあまりメリットがないように思います。
レッスンで何度も繰り返しが出てくるのに、さらに同様の練習を重ねる必要があるか……
Super Duolingoの大きなメリットは制限のない「飛び級」と「間違い直し」!
私まぐのりあの個人的な意見としては、そうですね。
イベントに無制限参加(スマホ版)
スマホ版ではさまざまなイベントが用意されていて、参加すると特別にXPが増えたりします。
無料版では制限があるときも、有料版では無制限に参加できるなどの特典があります。
ハート無制限(スマホ版)
あまり間違えるとハートが減って連続してプレイできなくなります。
アプリ内仮想通貨リンゴットを使って補充することもできますが、持っているリンゴットには限りがあります。
しかし、有料版にはこの制限がなくなります。
なお、PC版には、間違い数による制限はありません。
もう少しでレッスンが終わるというときにハートがなくなってしまったら、やり直しになってしまいます。
時間的にも、精神衛生的にも、有料版のほうがおすすめです。
無料版での飛び級のしかた(2022年11月3日以前)
飛び級テストを受ける
(2022年11月3日にデュオリンゴがリニューアルされました。以下オリーブ色の部分はそれ以前の情報です)
Super Duolingoでなく、無料版で飛び級するには、リンゴット(Duolingo内の仮想通貨。アンドロイドおよびWindows版での名称。iOSでは「ジェム」というらしい)を使います。
地道に解いていけば、レッスンの一段階を終えるたびにリンゴットが溜まっていきます。
飛び級テストを受けるには、日本語版の場合、5リンゴット必要なようです。
連続2回パーフェクトで昇格!
(2022年11月3日にデュオリンゴがリニューアルされました。以下オリーブ色の部分はそれ以前の情報です)
無料版での、もうひとつの飛び級方法は2回連続してパーフェクトを取ること。
ただし、すべてノーミスでレッスンを2回終えてもレベルアップできないときもあります。
基準はよくわかりませんが、言語や段階にもよるのかもしれません。
そもそもレッスンが2~3回しかない段階もあります。
なお、最下層レベルでは2回連続パーフェクトでもレベルアップできないようになっているようです。
新システムで誰でも飛び級!
昔はクドかった
2022年11月3日以前、Super Duolingo(有料会員)でないと飛び級し放題というわけにはいきませんでした。
とくに最初のほうには、超カンタンな問題が、同じ文面で繰りかえし繰りかえし、リスニング、ライティング、翻訳課題などで何度も何度も出てくるので、そこで嫌気がさしてやめてしまう人が多かったようです。
最初のほうは飛び級してもクドかったですね。
繰り返しに効果があるといっても、最初のほうの問題はひどすぎ。
ある程度、段階が進むと、異常な繰り返しはなくなるので、最初のほうのクドさは有料版への移行を促すためかもしれないと思ったほど。
新システムで誰でも飛び級
そんな意見が多かったのか、新システムでは誰でも飛び級ができるようになりました。
以前の飛び級は細かい段階ごとに行われていました。
- メリット:出題の意図がわかる。
- デメリット:一気に中盤や終盤に飛ぶことができない。
リニューアル後の飛び級テストはかなり大きなユニット単位で試されることとなりました。
- メリット:終盤まで一気に飛ぶことができる。
- デメリット:学習言語の意味はわかっても翻訳で不正解となる可能性大。
以前の形式では、飛び級してもなおクドいと感じるぐらい、似た文が繰り返され、その間にデュオリンゴの独特な翻訳に慣れることができましたが、新システムのように大きく飛ぶ場合、初めて見る文章もあるので、デュオリンゴがどういう翻訳を期待しているのかが読めないことが多くなります。
丁寧に問題を解いていくか、飛び級テストを何度も受けて慣らすか……ですね。
デュオリンゴでは「報告」という方法で、文句をつけることもでき(詳しくはこちら)、最初のほうは学習者が多く、正誤データが集まっていると思うのです。
それで、「正解」のバリエーションが広い。
それに対して終盤は「正解」が狭い印象です。
推測ですが、そこまで到達している人が少なくて、データ不足のため、「日本語としては正しいが、デュオリンゴのプログラムには登録されていない正解」が多々あるのではないでしょうか。
(英文)I useally look for parking near the mall.
(和訳正解)大抵モールの近くで駐車場を探します。
「大抵モール近くの駐車場を探します」は不正解。
(英文)He found high-quality ties online!
(和訳正解)彼はオンラインで質の良いネクタイを見つけました。
「良い質の」では不正解。
(英文)Is that an owl or a parrot?
(和訳正解)それはフクロウ、それともオウムですか。
「それはフクロウですかオウムですか」は不正解
(以上は2022年11月7日現在の不正解状況)
そもそも日本語としてどうか……と思うところも多々あります。くわしくはこちら。

基本的に語学アプリとしてはとてもよくできていて、本来、有料の価値あるものを無料でご提供いただいているのですから、あまり文句は言えませんが、これからの改善にも期待したいところです。





最後まで読んでくださってありがとうございました。