【香水レビュー】
今日はどれにしようかな。
いろいろ選ぶのも楽しいけれど、時間のないときは早く決めたいですよね。
迷いたくない人、必見！
今回はどんなときにも使える万能フレグランスを、ご紹介します。
困ったときのバーバリ ブリット
変な香り。
バーバリ ブリット(Burberry, Brit)の第一印象です。
柑橘系なのにパウダリー。
さっぱりしているのに甘い。
甘いのに酸っぱい。でも、いわゆる「甘酸っぱい」とは違うのです。
| トップ | アーモンド、ライム、ナシ |
|---|---|
| ミドル | 砂糖づけのアーモンド、砂糖、ピオニー |
| ベース | バニラ、トンカビーン、アンバー、マホガニー |
全然違う香水を同時につけたような違和感がありました。軽くて重い。
口コミでも「軽やかだ」という人と「キツイ」という人がいます。
私自身は、「困ったときのバーバリブリット」と呼んで重宝しています。
どうしようか迷ったら、とりあえずブリット。
カジュアルにもフォーマルにもＯＫ。
フェミニンすぎず、重たすぎず。
めちゃくちゃ好かれることもないかわりに嫌われることもない。
ただし、無難というには個性的です。どこにでもありそうな香りではない。むしろ、こんな香りほかにない。
ひょっとして皮肉屋のイギリス人を象徴した香り？
でも、旅行など、いろいろな香りを持っていけないとき、何を選ぶか。そんなときにもブリットです。
昼でも夜でも、家でも外でもOK。
活動的であり、かつ、安らぎも与えてくれる異色の万能フレグランス。
四角いボトルはシンプルで使いやすく、バーバリのトレードマークのチェック柄。
ブランド香水としては安めの値段設定もうれしい。
オーソドックスな正統派 エタニティ
ブリット同様、比較的万能なのがカルバンクライン（Calvin Klein） のエタニティ(Eternity)。
オーソドックスな正統派
エタニティはオーソドックスな正統派です。
| トップ | グリーンノート、フリージア、セージ、マンダリンオレンジ |
|---|---|
| ミドル | カーネーション、ユリ、スズラン、スイセン、マリゴールド、ヴァイオレット、ローズ、ジャスミン |
| ベース | ヘリオトロープ、ムスク、サンダルウッド、アンバー、パチョリ |
コンセプトは「永遠（Eternity）の愛」！
ややフォーマルで上品な香りなので、私は主に外出用としましたが、やる気の出る香りなので、家でダラダラしそうなときにも、ひと吹きします。
お花の香りをパチュリやサンダルウッドが引き締めて、華やかなのにクールな印象が漂います。
年齢も季節も問わない
纏う人の年齢も問わない香り。10代だろうが100歳だろうが関係ない。
春夏秋冬、いつでもOK！
ボトルもシンプルで使いやすい。
ぜひ持っておきたい一品です。贈り物にも喜ばれそう。
メンズ香水 エタニティー フォーメン
エタニティが大成功したものですから、「エタニティなんとか」がたくさんあります。
男性用にはエタニティ フォーメン！
こちらもオーソドックスなメンズの香り。
本ブログ「ラベンダーの香り」で紹介しています。
何でもありのバーバリ ウィークエンド ウーマン
くつろげる週末（ウィークエンド）
同じバーバリでもウィークエンド（Weekend）は個性派のブリットとは全然ちがい、無難にまとめています。
名前が示すように週末にくつろぐイメージらしいですが、フォーマルにも使えそう。
シトラス・石けん・フローラル何でもあり
| トップ | オレンジ、セージ、キンモクセイの葉 |
|---|---|
| ミドル | ネクタリン、ヒヤシンス、ピーチフラワー、ローズヒップ、アイリス、シクラメン、ヴァイオレットルート |
| ベース | ムスク、サンダルウッド、シダー |
トップはさわやかな酸味の効いたフローラル。
柑橘系のようでもあり、石けん系のようでもあり、それでいて花々の香り漂う不思議な香り。
シダー（杉）やサンダルウッド（白檀）のためか、ラストはほんのりお香系。品のいい落ち着いた香りになります。
それが見事に調和していて、あらゆるシチュエーションに使そうな万能香水です。
お家でリラックスしたいときにも、仕事でシャキッとしたいときにも使えます。
シャネルのガブリエル（関連記事はこちら）に少し似た感じ。
その他の万能香水
クロエ オードパルファム（Chloe, EDP）
控えめで無難、かつ、シチュエーションを選ばない万能フレグランスとしてはクロエのオードパルファムがオススメです。詳しくはこちら。
ランバン マリーミー（Lanvin, Marry Me）
明るく、爽やかで、嫌われない。万人受けする華やか系万能香水はマリーミー。
詳しくはこちら。
持続性はエタニティ＞ブリット＞マリーミー＞ウィークエンド＝クロエEDP
すぐ消える香りなら、邪魔にならないという意味でどれも「万能」ですが、持続性があり、かつ、常に嫌味を残さないというのは、意外と難しいものです。本記事で挙げたものは、しっかり香り、かつ、万能性ある香りを紹介しました。
この中で強いて持続性を比べるなら、強いものからエタニティ＞ブリット＞マリーミー＞ウィークエンド＝クロエEDPの順（主観ですが）。
- バーバリ
ブリット - カルバンクライン エタニティ
- バーバリ ウィークエンド ウーマン
- クロエ EDP
- ランバン マリー ミー
「香りをまといたいけれど、すぐに飽きてしまう」
「ボトルを使い切らない」
「香水は、まず試してみないと……」
という方には、カラリア 香りの定期便をお勧めいたします。
お好みのフレグランスを選んで少量だけ送ってもらうことができます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
少しでも香り選びの参考になれば幸いです。
