ブログ開設から、ようやく半年たちました(2021年7月現在)。
今回は、カテゴリー「香水レビュー」について語ります。
最初に「香水レビュー」があった
「香りのブログまぐのりあ」は最初にカテゴリー「香水レビュー」を設け香水ブログとして出発しています。
話せば長いことながら……
香水との出会い
香水との出会いはドイツ在住時代にさかのぼります。
過去記事「エントリー香水におすすめ プラダ インフュージョン ディリス」でも書きましたが、お店でもらったサンプル、プラダのインフュージョン ディリスに惚れ込んで、それまで全然縁のなかった香水に興味を持ったのです。
私の中には香水とは下品なニオイのするものという先入観があったのですが、インフュージョン ディリスには、その偏見を見事に打ち砕かれました。
「こんな香りがあるんだ!」
自分の香りを求めて
インフュージョン ディリスは、いい香りではあったのですが、私がまとう香りではない感じがしました。
好きな香りと似合う香りは違うのです。
それで、
「自分に似合う香りを見つけたい」
と香り探しの長い道をたどることになりました。
香りは変化するし、気分や体調、季節によっても受ける感覚が違うので、お店のテスターで一回プッシュしてみたぐらいでは、判断を誤ります。
ダメな香りはわかりますが、本当に「自分の香り」と言えるものかどうかは少なくとも数ml(サンプル程度)は持っておいて何度か使ってみないと判断できません。
ミニチュアでも、小分けでもいいから、とにかく購入しないとはじまらない。
香水は安いものではないので、かなり出費がかさみましたが、1~2年で「自分の香り」が見つかりました。
ブログ開始初期に書いた記事が、「私の香り」たちです。
そうかも……。
でも後から考えると、ドイツ在住であったことが香り探しには、大変なアドバンテージでした。
日本の香水事情に唖然
総合香水店がない!?
その後、帰国し居住地が日本に移るのですが、驚いたことに香水店がない!
もともと日本に生まれ育った日本人ですが、ドイツに行ってから香水に目覚めたので、日本で香水を購入したことがありませんでした。改めて探してみると、数々の困難に遭遇!
香水を売ってはいるけれど、ブランドごとにお店が別々なんですね。
百貨店ではいろいろなブランドがブースに分かれています。しかも香水よりも化粧品にスペースを割いているところが多い。
テスターはわずかしかなく、表に出ていないものは店員さんに奥から出してきてもらわなければなりません。
しかも、このコロナ禍で、自由に試せるテスターはゼロということも。
買わずに立ち去りにくいお店の雰囲気
つまり、そもそもお店に近寄りにくいのです。
必ず接客してもらわなければならないとなると、試香だけするつもりで入るのは、なかなか勇気がいります。
お店にある香りを、すべて試すわけにもいきません。鼻がバカになってしまうので、一度に試せるのは、せいぜい3~5つです。
そして、1回目は「しばらく様子をみます」とその場を離れることができますが、何回も試香ばかりするのは気が引けます。
そして、購入するには百貨店の正価は高い!
ブランド10店(ブース)まわって一つずつ購入したら、ざっくり10万円ほどかかってしまいます。
駅ビルなどでは、やや簡単に試香できますが、お店がブランドごとに分かれているのは同じです。そのため自分の町で触れられる香水が限られています。
近くにないブランドの香水は、わざわざ電車に乗って遠くまで試香しにいかなければなりません。
ネットショップもありますが、試香せずに通販でボトル買いなどできません。
香水ファンならサブスクが便利
こんな状況ですからカラリアなどの小分けサブスクが流行るのも、納得。
しかし少量とはいえ、未知の香りを購入しなければならないことには変わりないので、香水初心者には敷居が高いかもしれません。
一方、試したい香りがたくさんある香水ファンには、確実に知識と経験が増える魅力的なプログラムです。
正価が高い上に割引率、割引頻度が少ない!?
日本で香水を購入しにくい理由は、正価が高い上に、割引が少ないこともあります。
ドイツでは季節の変わり目に洋服などと同様に在庫一掃セールが行われるのですが、香水のバーゲンって日本であんまり見ないと思いませんか?
また、ドイツのデパートには恒常的に安売りコーナーがあり、割安に手に入る香水がけっこうあります。
通販などでは、1~3割引は普通で、元の価格の3割ぐらい(つまり7割引)の安値で手に入ることもあります。
日本ではネットや通販も含めて「香水店」を名乗るショップでは、たとえワケアリ商品であっても、新品を半額以下で売るようなことは、大変に稀です。
さらに、香水を買うと、ドイツではたいてい香水のサンプルがもらえます(場合によっては複数)。だいたい売出し中の香水ですので、最新情報が得られます。
しかし日本では、ブランドにもよりますが化粧品のサンプルしかもらえなかったり、そもそも何も、もらえない場合もあります。
自分の香りを見つけるには100万円かかる!?
そんなこんなで日本で香水を集めたり試したり、私がドイツで行ったと同じことをしようと思ったら100万円ぐらいかかりそうです。
これでは、よっぽど金と暇のある人でないと「自分の香り」なんか見つかりません。
ドイツでも香水はけっして安いものではありませんが、香り探しの条件は日本よりだいぶ恵まれていました。
独断と偏見でおすすめ香水をピックアップ
コンセプトは「香り探しのお手伝い」!
それで「香り探しのお手伝い」をしようと「香水レビュー」を始めた次第です。
多くの方にフレグランスを身近に感じていただきたいと思います。
文章で香りを伝えるのは難しいので、最終的には試さないと本当のところはわかっていただけないのでしょうが、上記のように試しに行くのも大変。
お店に行くにしても、ある程度の見当をつけてから向かっていただけるように、またネットショッピングやサブスクでアイテム選択にあたって参考にしていただくべく、表現は具体的にイメージできるよう心がけています。
フレグランス選びの参考に!
「いい香り」は人によって違うので、独断と偏見で私が好きな香水をおすすめしています。
好みをはっきり打ち出すことで、ブロガーまぐのりあの傾向が明らかになると考えました。
「この人が好きな香りなら、私も好きかも」
「Aのフレグランスをこのように評価する人なら、Bの評価はこう判断したほうがいいな」
など、判断の基準にしてもらいやすいと思うのです。
そうですね。その場合は消去法に使っていただければ……(悲)。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今後も良い香りを見つけ次第、ご報告していこうと思っていますので「香りのブログまぐのりあ」をよろしくお願いいたします。