柑橘系フルーツ嫌いという人はあまりいません。
甘みのあるオレンジはどこのスーパーや青果店でも売っているし、オレンジジュースのない飲食店はまずない。
酸っぱいレモンは、そのままでは食べませんが、ジュースやサワーはよく飲まれています。料理にかけてもおいしい。
香りの世界でもシトラス系は大人気です。
そんな引っ張りダコのシトラスたちのなかでも少し苦味のあるグレープフルーツは、また格別!
ラテン名はCitrus paradisim、つまり、天国の柑橘類!
そのぐらい幸せな香りということです。
今回は高揚感をもたらすグレープフルーツの楽天的な香りたちを紹介します。
Guerlain アクアアレゴリア パンプルリューヌ
ビタミンCたっぷりのフルーツジュースのイメージ
ゲランの人気シリーズ「アクアアレゴリア」の一作パンプルリューヌ(Pamplelune)は最初から最後までシトラスの香り。
トップ | グレープフルーツ、ベルガモット |
---|---|
ミドル | カシア、プチグレイン、ネロリ |
ベース | パチョリ、バニラ |
とても酸味が効いているので、口にツバが溜まってきます。
ビタミンCたっぷりのフレッシュな柑橘系ジュースをイメージしてください。
爽やかで軽快な香りですが、グレープフルーツやベルガモットの苦味がきいて、なかなかコクがあります。
パンプルリューヌはいちおうレディースとされていますが、年齢・性別を問わず使いやすい香りです。
スポーツの後や、ちょっと疲れたときなどにおすすめ。
スカッとします。
似た香り:元祖オーデコロン4711
オーデコロン4711はオーデコロン(ケルンの水)の名前の由来となったとされる本物の「ケルンの水」。
アクアアレゴリアパンプルリューヌよりスパイスが効いて、ややメンズ寄りかも。
(くわしくはこちらへ)
![4711看板](https://blogmagnolia.com/wp-content/uploads/2021/01/cologne-1884931_1280-320x180.jpg)
似た香り:Goutal オーダドリアン
グタールのオーダドリアンは柑橘系の王様。
アクアアレゴリアパンプルリューヌよりやや落ち着いた感じのシトラスです。
(くわしくはこちらへ)
![](https://blogmagnolia.com/wp-content/uploads/2021/02/ephesus-hadrian-320x180.jpg)
Guerlain アクアアレゴリア ペラ グラニータ
同じくゲランのアクアアレゴリア・シリーズよりペラ グラニータ(Pera Granita)もグレープフルーツの香り。
上記パンプルリューヌがシトラスに始まりシトラスに終わるのに比べ、ペラ グラニータはフローラル。
フレッシュなトップから、やわらかなお花の香りに移っていき、フェミニンな香りに。
トップ | グレープフルーツ、ベルガモット、レモン |
---|---|
ミドル | 洋ナシ、オスマンサス(キンモクセイ) |
ベース | シダー、モス、ムスク |
上品で華麗なフルーティフローラル。
はじけるようなパンプルリューヌと違って、ペラ グラニータは落ち着きのある静かな柑橘系。
残り香は現代的なお香のよう。
いわゆる昔からある仏壇の香りではなく、バラの香りとか、森林の香りとか、最近のお香はおしゃれなのです。
古典的な香りは渋いですが、現代ではルームフレグランスに用いる人も増えているので、線香にも軽くて爽やかなものが増えています。
ペラ グラニータは、最後には、そんなほんわかした匂い袋のような香りになります。
BON PARFUMEUR, 801オードパルファム
![](https://static.coloria.jp/production/uploads/item/perfume/image/1392/square_1200_a52d6bc6-fb9a-4b24-b181-59669423f6a8.png)
ボン パフューマーの801、ボトルには「801 embruns, cèdre, pamplemousse (波しぶき、シダー、グレープフルーツ)」と書いてあります。
たしかに「波しぶき、シダー、グレープフルーツ」では、ちょっと意味不明かも。
「波しぶき」、香りとしてはピンときませんが、シーノートが効いて「海」のイメージです。
いわゆるマリン系。
トップ | アイヴィー、グレープフルーツ、マンダリン |
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ミドル | シーノート、ローズマリー、ナツメグ、ピンクペッパー |
ベース | サイプレス、ムスク、シダー |
トップは酸っぱすぎない柑橘系のグレープフルーツ。
ミドルはシーノート(マリンノート)とスパイス系。
スパイスが効いているといっても、あくまでも軽い香りなので、いつでもどこでも邪魔になりません。
使い勝手はよいでしょう。
スポーツの前後やカジュアルなイベント・装い、とくに夏のレジャーにぴったり。
残り香はややまったりした感じ。
BON PARFUMEUR, 202オードパルファム
ボン パフューマー(Bon Parfumeur)の202オードパルファム(Eau de Parfum 202)はフルーティーなグレープフルーツ。
いや、そのシトラスの酸っぱい系ではなく、ピーチやマンゴー、スイカが入っているので、甘くみずみずしいフルーツ系なんです。
トップ | レモン、グレープフルーツ、スイカ |
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ミドル | シクラメン、リリーオブザバレー、マンゴー、レッドカラント、ジャスミン |
ベース | ピーチ、サンダルウッド、トフィー |
逆に「グレープフルーツ」は言われないとわからないかも。
強烈な印象を残す香りではありませんが、おだやかに明るい、人をほっとさせるような香りです。
ジャスミンやリリーオブザバレーは定番フローラル。
控えめに、さわやかに、したたかに香るフローラルフルーティな香りで、
オフィスにもカジュアルにもまとえます。
嫌われない香りなので、贈り物にもいいかも。
以下、別記事よりグレープフルーツを含んだ香水をピックアップしました。
tokotowa イエロー サクセス&クリア
トコトワのイエロー サクセス&クリアはグレープフルーツのほかユズやレモングラスなどさっぱり系でまとめています。
(くわしくはこちらへ)
![精油とシトラス](https://blogmagnolia.com/wp-content/uploads/2021/07/20210706-natural-cosmetics-320x180.jpg)
Aqua di Parma フィーコ ディ アマルフィ
アクア ディ パルマのフィーコ ディ アマルフィはシトラスとイチジク(フィグ)が調和した透明感のある爽やかな香り。
(くわしくはこちらへ)
![イチジク(フィグ)](https://blogmagnolia.com/wp-content/uploads/2022/03/quin-engle-qWkJCxjRKs4-unsplash-320x180.jpg)
Marc Jacobs デイジー
マークジェイコブスのデイジー(Daisy)は夏のフローラル。
トップのグレープフルーツが爽快。
(くわしくはこちらへ)
![夏](https://blogmagnolia.com/wp-content/uploads/2021/08/peter-fogden-toB7tKXne7U-unsplash-320x180.jpg)
Jo Malone グレープフルーツ
ジョーマローンからは「グレープフルーツ」という香水が出ています。
名前の通りグレープフルーツが特徴的な香りですが、クールで渋め。
(くわしくはこちらへ)
![saint-jean-baptist](https://blogmagnolia.com/wp-content/uploads/2021/03/20210324saint-jean-baptist-e1616589555813-320x180.jpg)
「香りをまといたいけれど、すぐに飽きてしまう」
「ボトルを使い切らない」
「香水は、まず試してみないと……」
という方には、カラリア 香りの定期便をお勧めいたします。
お好みのフレグランスを選んで少量だけ送ってもらうことができます。
![](http://image.moshimo.com/af-img/1708/000000031933.jpg)
最後まで読んでくださってありがとうございました。
少しでも香り選びの参考になれば幸いです。
![カラリアセット](https://blogmagnolia.com/wp-content/uploads/2021/03/20210318coloria-320x180.jpg)